「ミセルリカ」の名前の由来
洗濯で汚れが落ちる理由を深く考えたことはありますか?
たいていの人は「洗剤を使えばキレイになる」と思うだけでしょう。
でも、実は洗濯も一つの科学の力なんです。
たとえば、洗濯中に汚れが浮き上がって消えていくのは、界面活性剤が関係しています。
界面活性剤は水と油の境界をうまく橋渡しし、「ミセル」という粒子が、汚れを包み込んで流してくれるんです。
この「ミセル」は私たちの会社ミセルリカの名前の由来でもあります。洗濯において、界面活性剤の分子が集まって汚れを取り除くように、ミセルリカでは、人々が集まり、科学を通して新しいアイデアが生まれ、共有される場を目指しています。「三人寄れば文殊の知恵」という言葉のように、多くの人が集まれば1人では解決できない問題も次々とクリアしていける。そんな場を科学の力で作り上げたいと思っています。
さて、ここでこんな疑問が湧いてくるかもしれません。「洗濯を科学で理解することに意味があるの?」
科学的に物事を理解することで、生活の中のちょっとした改善やビジネスチャンスに気づくことができます!
さらに、何かを「深く理解する」という体験は、ゲームや冒険と同じくらいのスリルがあるんです。
ミセルリカの2つ目のテーマは「見せる理科」です。私たちは、普段何気なく過ごしている日常の中に隠れている科学を、わかりやすく「見せる」ことを目指しています。地方でも、オンラインでも、誰もが「こんなところにも科学があったんだ!」と感じられるような活動を行っています。科学が見えるようになると、日々の暮らしがもっと楽しく、そして豊かに感じられるでしょう。
最後にもう一つ大切なこと。それは「魅せる理科」です。「理科って難しいし……」「そもそも科学って面白くないし…」
それは誤解です!理科は驚きや感動をもたらすもの。子どもが虫を見つけてワクワクするような感覚を、大人になってからも味わえるのが科学です。
そんな「理科の面白さ」をまだ存分に魅せれていないのでこの会社を通して魅せるようにして、すべての人が生涯にわたって科学に触れ、学び続けられる世界をつくります。
Mission, Vision and Value
Mission
科学が浸透した社会へ
Vision
- 生涯を通して科学を学んだり体験したりできるようにする
- 都会だけではなく地方にも科学の知見が根ざすようにする
Value
- 科学をわかりやすく、かつ誠実に伝える
- 選択肢を広く提示する
- 地方またはオンラインでの活動を主軸とする
教育観に関してはこちらのページで詳しく紹介しています。
代表スタッフ
西園寺聖樹 Seiju Saionji
東京大学理学部化学科卒業。代々木ゼミナール化学講師、新潟県内の塾・予備校講師として幅広い教育経験を有する理系教育のスペシャリスト。
<詳細> 宇都宮市出身。高校時代は宇都宮から開成高校に通学。東大在学中は化学部(サークル活動)部長を務めるとともに、国際生体分子デザインコンペティション「BIOMOD」の東京チームメンバーとして研究活動に取り組む。学生時代から培った探究心は、現在の活動にも反映されている。
大学卒業後、医学部予備校をはじめ、プロ講師として多くの生徒を指導。生徒一人ひとりの視点に立ち、「どうすれば理解しやすいか」を徹底的に考え抜いた授業は、分かりやすく丁寧であると評判。東京大学や医学部といった難関大学への合格を目指す高度な指導から文系や化学に苦手な人に対する基本レベルまで幅広く対応可能。さらに、日常の身近な話題から最先端の化学研究に至るまでを分かりやすく整理し、生徒に親しみやすい形で伝えている。
化学を専門としながらも、生物、物理、数学、自然科学全般(地学を含む)に加え、数的処理(公務員試験やSPI対策)にも対応可能。多様な科目での指導経験を持つ。
指導経験だけでなく、教材制作や模擬試験、入試問題の作成・校正にも多く携わる。具体例として赤本の執筆や、TAC教材の制作に従事した実績がある。教材制作では、学習者が効率よく理解を深められる構成や問題作成を心がけている。